ビルや住居や店舗などを新築するときや、建物をリフォームするときに使うのが建築資材です。どのような建物を建てるか、どのような特徴を出すか、どの九会愛の費用にするかなど、そんなときこそ建築資材選びが重要になってきます。建築資材は昔から使われていた物から最新のものまで種類が多く、建物のどこの部分で使われるか、使われている部分で最適な資材が決まっているのです。今回は種類が多い建築資材について詳しく解説します。
1.建築資材とは
初めに、建物をたてるときに使用する木材やレンガやブロックに金属などを「建築材料」と呼ぶことがあります。同じように「建築資材」という言葉もあります。建築資材の「資材」とは「加工された中間製品」で、「材料」は、「何か作る時に元となるもの」です。家を建てるため、山林から木材を切り出した状態は建築材料で、その丸太を裁断して、柱状や板状に加工したものが建築資材といえます。また、言い換えると、資材はある物を作るもととなる材料で、まさに建物を建てるもととなるのが「建築資材」です。
1-1.建築資材は種類が多い
建築資材は使用される場所で分けられたり、資材の性格で区分されたりします。種類が多いだけに、それぞれの特徴があり次章で詳しく紹介します。
2.建築資材
最近の建築工事の現場は、さまざまな建築資材が使われます。木材だけでなく、コンクリート製のパーキングブロックやU字溝、骨組み用の鉄骨なども建築資材です。なかでも、住宅には木材の建築資材が多く使われます。一般的な日本の住居で建築資材して最も多く使われるのが木材です。木材の建築資材は種類が多くありますが、大別すると無垢材と集成材の2種類です。
2-1.無垢材
無垢材は伐採した一本の木をそのまま建築資材として使用する建材です。無垢材は、山から切り出した木材を数年間寝かせて乾燥させ、皮だけを剥いて磨き、そのまま使用するケースもあります。木が持つ香りや温かみや木目の美しさが人気です。とくに太い無垢材は貴重でかなり高額になります。無垢材は歴史ある寺社仏閣などの建造物によく使われ、古くから日本で使用されている素材です。無垢材は耐久性が高く、断熱性や調湿作用、防虫性などが優れています。
2-2.集成材
木材でもう一つの建設資材が集成材です。集成材は複数の木材を接着剤で強固に貼り合わせて製造されます。集成材は加工性が優れ、無垢材よりも幅や厚みが作り出せます。長さの調整も可能で、湿気による影響も受けにくく、木材の割れや反りなどが起きにくい建築資材です。
3.建築資材の種類
建築資材は使う場所で、床材・外壁・壁・屋根材・建具など、使用場所ごとにさまざまな種類があります。また、建築資材は使用される場所でいろいろな材料や使い方があります。以下が建物の主要部分と、そこで主に使用される建築資材です。
3-1.床材
最近は多くの住居の床はフローリングです。そんな床材としてよく使用されるのが、フローリング材・合板・ラミネートフロア・タイル・舗装材・カーペット・畳・巾木などさまざまです。使用する部屋のスタイルで最適な建築資材が使われています。
3-2.屋根材
屋根の建築資材の代表は「瓦」です。他にも、金属屋根、テント、透湿ルーフィングなど多種類です。屋根には表面だけでなくその下にも建築資材が使われます。屋根の骨組みとなる垂木があり、その上に野地板（のじいた）と呼ばれる板や、ルーフィングと呼ばれる防水シートも、屋根の建築資材です。
3-3.壁材
壁材は、仕上げの建材として建築の外側に外壁や内壁として使用されます。そんな壁材の建築資材は、モルタル・サイディング・タイル・レンガ・木材・塗り壁・各種パネル・壁紙などが該当します。部屋や建物のイメージを決定づけることもあり、雨や風や直射日光をさえぎる機能付きのものもあるのです。
3-4.建具
建具とは、建築物の開口部に設けられ、開閉機能を備えた仕切りのことです。障子・襖（ふすま）・窓・戸・扉などが建具です。建具の建築資材は木製や金属製が主で、利便性や防犯機能も求められ、強化ガラスなどを組み合わせたうえで、デザインも重視されます。
3-5.塀・フェンスまわり
塀やフェンスの建築資材は、デザインブロック、手すり、フェンス、防護柵、樹脂製目隠しフェンスなど、敷地の外周を囲い、防犯性を高める働きが求められます。素材やデザイン、機能性など、さまざまなタイプの建築資材があります。
4.まとめ
以上のように建材資材は多くの種類があります。それだけに、自分が望むマイホームにするには、最適な建築資材選びが大切です。そこで、建築資材の選択を誤らないよう、建築資材の性質や特徴を理解しておきましょう。
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