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コロナパニック以来、建築資材が高騰中!その原因を解説

2023年06月05日
コロナパニック以来、建築資材が高騰中!その原因を解説

首都圏はじめ大都市圏の新築マンションやリフォームしたマンションは価格が高騰しています。新築のタワーマンションは億円以上の価格が付く、億ションでこれからも価格が高騰しそうです。新築戸建ても高く億円以上の物件も珍しくありません。このように、戸建やマンションの値段が高くなった背景には、建築資材の高騰があるのです。さまざまな要因で建設資材が高騰しています。本記事で建設資材高騰の背景について解説します。

 

1.建設関連全般が急激に高騰

新築一戸建てや新築マンションの価格が高騰しています。同様にリフォームした中古マンションの価格も高騰しています。高騰した大きな原因が建築資材の高騰です。建築資材建設総合指数では、建設用木製品等の2018年1月を100とすると、2023年3月には142ほどに高騰しています。そのなかでも、建築資材の高騰が著しく建物価格高騰の大きな原因です。

 

2.建設資材高騰の原因

建築資材高騰の原因ついてはさまざまな要素が複合的に絡み合って、まさに急騰中です。以下で、項目ごとに詳しく紹介します。

 

2-1.ウッドショック

ウッドショックは2020年に始まった新型コロナウイルスの世界的な流行により、発生した木材の値上がりです。コロナウイルスの感染予防のため、世界中でリモートワークが増え、アメリカや中国でも郊外に住宅を建て転居する方々増え、住宅建築需要が急拡大したことで木材価格が上昇しました。そこから、輸入材に依存していた日本は輸入木材が減り、木材価格が上昇したのです。少なくなった輸入材を取りあう形になり、木材価格が高騰しました。輸入木材は室内で利用するテーブルや椅子など家具にも使われています。建築資材の高騰と同じように、木製家具の価格も高騰傾向です。

 

2-2.アイアンショック

鉄の輸入価格も急上昇しています。アイアンショックは鉄価格の急激な高騰です。ウッドショックと同じように、アメリカや中国で住宅需要が増加したことが関係しています。中国はじめ世界各国で高層ビルや住宅需要が増加し、鉄を多く使用するため、鉄材の価格高騰を引き起こしています。

 

2-3.円安  

2022年に入ると円安が加速し、1ドルが150円台まで円安が進行しました。多くの建築資材を輸入に頼る日本では、円安になると輸入時の費用が増え、輸入価格が高くなります。当然、輸入木材や輸入鉄材が高騰しています。

 

さらに円安を引き起こす原因のひとつが、日本の低金利政策です。世界の主要国は物価上昇を抑えるために、中央銀行が金利を上げ、インフレ対策を行っています。そんななか、日本は低金利を維持しているので、早くから金利を上げる施策を採用しているアメリカの「ドル」を買い、「円」が売られて円安がますます進行します。

 

2-4.ロシア・ウクライナ戦争

ロシアがウクライナへ侵攻したことで、日本を含め多くの国が経済制裁に参加し、資源大国のロシアから建築資材に関連する多くの物資が輸入できない状態になっています。日本だけでなく、世界中の国がロシア以外の国から資源を輸入することになり、世界中の資源価格が高騰しました。輸入大国日本は、高騰した価格で建築材料を買うことになり、建築資材の輸入価格が高騰していきました。政府がロシアから輸入禁止を決定した項目には、丸太・木材チップ・単板など住宅資材が含まれています。日本は単板の約80%をロシアから輸入していました。それが入らなくなり、建築資材の価格高騰につながりました。

 

2-5.コンテナ料金の上昇

コロナウイルスの世界的な蔓延が原因で、それまで建築資材を運搬していたコンテナが、さまざまな生活用品も運搬するようになり、全般的なコンテナ不足に陥っているのです。コンテナ不足から輸送コストがアップし、保管料金も上がっています。輸送船は簡単に増やせず、船賃も高騰しています。トータルとして輸送コストが高くなり、建築資材の値上がりにつながりました。

 

3.慢性的な職人不足で高騰も

建築資材が高騰していますが、建築資材をふくむ建築費全体も高騰しています。その原因は建築資材だけでなく、職人などの慢性的な人出不足も原因しているのです。また、職人の高齢化が進み、一流の職人が大量に退職するようになり、若い人の参入も少ないため、建築業界ではどんどん人手不足となっています。どうしても、人材確保のため給与が高騰し、建築費の上昇につながりました。今は外国人労働者に頼る面が多くなっています。建築資材の高騰に人手不足もあり、今後も建築費の高騰は長期化する可能性が十分にあり得ます。

 

4.まとめ

現在の世界状況からすると、建築資材の高騰はすぐに解決する見込みはないようです。建築資材は今後も上昇する可能性が高いようです。個人レベルで建築資材の高騰を予防することは大変困難ですが、少しでも建築価格を抑えるために信頼できる建築工務店に相談することが重要になります。

 

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